健康診断でピロリ菌の陽性を指摘された、あるいは結果票に数値だけが並んでいて意味がわからない。そうした状態から次の一歩を決めるために確かめたいのは、検査で何がわかるか、そして保険で受けられるかの2点です。この2つを分けて考えると、進む順序が整理できます。
ピロリ菌の検査には胃カメラを使うものと使わないものがあります。胃カメラを使わない検査だけでも感染の有無は調べられます。胃カメラでは胃の粘膜の状態を確かめ、感染が疑われる所見があれば追加の検査で確認します。
ただし保険でピロリ菌の検査と除菌治療を受ける場合は、その前提として胃カメラが必要になる場合があります。健康診断で陽性を指摘され、胃炎を根拠に保険診療へ進む場合は、胃カメラによる胃炎の確定診断が必要です。
検査の数値は、使った検査キットによって基準が変わります。結果票に印刷された基準値と検査機関の説明が、確かな読み方の手がかりになります。
ここに挙げたのは制度と一次情報の上での一般論です。実際にどの検査を受けるか、除菌治療を行うかは、診察を受けたうえで医師と決めることになります。この記事は、日本ヘリコバクター学会・日本消化器がん検診学会・厚生労働省の通知・医薬品の添付文書・豊島区の公式資料に書かれている範囲で整理しました。一次情報が見当たらない部分は、見当たらないままの形で示します。
目次
ピロリ菌とは?感染の原因と症状

ピロリ菌がどういう細菌で、なぜ自分の胃にいるのか。ここは前提の確認として短く押さえます。
ピロリ菌は、正式にはヘリコバクター・ピロリという細菌で、胃の中に生息する菌です。日本ヘリコバクター学会は、ピロリ菌がアルカリ性のアンモニアを作ることで強い酸性の胃でも生きられると説明しています。多くの研究によってピロリ菌が慢性胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がんなどの原因になっていることがわかっている、というのが同学会の説明です。
ピロリ菌の感染経路は乳幼児期の経口感染が中心
日本ヘリコバクター学会は、ピロリ菌は口から感染し、とくに感染しやすいのは乳幼児期と考えられるとしています。ヒトからヒトへの経口感染が中心で、そのほかに環境の要因や家庭内での感染など、いくつかの経路も考えられるという書き方です。
大人になってからの感染について、同学会が示しているのは「成人になってからの感染はまれです」という一文です。まれというのは起こらないという意味ではありませんので、この記事でも「ほとんど感染しない」とは書きません。
なぜ乳幼児期なのかについては、胃の中の環境と衛生環境の両面が挙げられています。学会は、親世代の感染率が下がり衛生環境も良くなったため、子どもの感染率は低くなっていると述べています。キスや食器の共有といった具体的な行為の一つひとつについて、感染するかどうかを個別に判定した一次情報は見当たりませんでした。書けるのは、経路として家庭内の感染が考えられている、というところまでです。

ピロリ菌がいる人の特徴は?生まれた年代で違う感染の割合
日本ヘリコバクター学会は、感染しやすいのは乳幼児期と考えられることと、衛生環境が整うなかで若い世代の感染している割合が低くなっていることを説明しています。つまり、いま何歳かという以上に、いつ生まれ育ったかが関わってくるということです。
日本ヘリコバクター学会は、日本でピロリ菌に感染している人は少なくとも3,000万人以上といわれているとし、特に50歳以上の人で感染している割合が高いとしています。同時に、衛生環境が整ったことで感染している割合は年々減少しており、若い世代では低くなっているとも述べています。この3,000万人以上という数値には調査年が示されていませんので、この記事では学会が示している概数として扱い、現在の人数として断定はしません。
日本消化器がん検診学会も、ピロリ菌の慢性感染は幼い子供のころに起こり、大部分は人から人への感染で起こるとし、そのなかでは家族内での感染が多いという説明をしています。ピロリ菌に感染している人全員に胃がんが発生するわけではなく、年あたり0.5%の発生率と考えられている、というのも同学会の記載です。また、わが国の胃がんはピロリ菌の感染と関係するものが大部分を占めており、感染していない人から胃がんが発生することはまれだ、とも書かれています。
なお「◯歳なら何%が感染している」という形で個人に当てはめられる数字は、この記事で扱う一次情報の範囲にはありません。年齢の区切りで割合を出した資料ではなく、生まれた年ごとに集計する形が取られているためです。自分に当てはまるかどうかは、実際に検査を受けて確かめることになります。
参考:日本消化器がん検診学会「がん検診(胃がん・大腸がん)Q&A」

ピロリ菌感染胃炎は自覚症状が出ないことが多い
ピロリ菌が感染することで生じる胃炎を、ピロリ菌感染胃炎といいます。学会の正式な名称はヘリコバクター・ピロリ感染胃炎です。日本ヘリコバクター学会はこの状態について、通常、自覚症状はありませんと明記しています。
ここで押さえたいのは、症状の有無で感染の有無を見分けることができない、という点です。胃の痛みや張り、口のにおいなど、胃に関係しそうな症状はいくつもありますが、それぞれの症状とピロリ菌の感染を結びつけて説明した一次情報は見当たりませんでした。症状だけでは、ピロリ菌に感染しているかどうかは判断できません。
同時に、症状がないことだけを理由に検査は不要と判断することもできません。感染しているかどうかを確かめる方法は、次の章で扱う検査だけです。
胃カメラを使うピロリ菌検査と使わない検査の違い

ピロリ菌の検査は、胃カメラ(内視鏡)を使うものと使わないものの2つに分かれます。何を材料にして調べるかが違うだけで、どちらも感染の有無を調べる検査という点では同じです。
日本ヘリコバクター学会が一般向けに挙げている検査は、大きく4つの系統です。胃カメラを使わないものが、血液または尿を使う抗体検査・尿素呼気試験・便中抗原検査の3つ。胃カメラで採った胃の粘膜を使うものが、鏡検法・迅速ウレアーゼ法・培養法の3つで、これらはまとめて1つの系統として説明されています。
| 胃カメラの要否 | 検査の名前と調べるもの |
|---|---|
| 使わない | 抗体検査(血液または尿の中の抗体) |
| 使わない | 尿素呼気試験(呼気検査。息に含まれる成分) |
| 使わない | 便中抗原検査(便の中のピロリ菌の成分) |
| 使う | 迅速ウレアーゼ法・鏡検法・培養法(採った胃の粘膜) |
同学会は、これらについてどの検査も常に正しい結果になるとは限らないとし、検査の選択や結果の解釈は医師に尋ねるよう添えています。1つの検査で白黒がつく前提では書かれていない、ということです。
感染しているかどうかを最初に調べる場面と、除菌治療のあとに菌がいなくなったかを確かめる場面とでは、向いている検査が変わります。抗体検査のように過去の感染でも反応が残るものは、除菌の判定には向きません。判定に使う検査は、後半の除菌判定の章で扱います。
ピロリ菌の尿素呼気試験(呼気検査)でわかること
尿素呼気試験は、呼気検査とも呼ばれます。診断薬を飲む前と後の息を集めて、その成分の変化からピロリ菌の有無を調べる検査です。胃カメラは使いません。
日本ヘリコバクター学会は、この尿素呼気試験について精度の高い検査法だとし、除菌前の感染診断と除菌療法後の除菌判定の両方に推奨されるとしています。息を採るだけで済むことと、いま感染しているかどうかを見られることが、この検査が両方の場面で使われる理由です。
ただし、この検査には受ける前の条件があります。胃酸を抑える薬を飲んでいると結果が偽陰性、つまり本当は感染しているのに陰性と出る方向に振れることがあるためです。この点は、この章の最後で厚生労働省の通知の内容として扱います。
ピロリ菌の抗体検査(血液検査)と便中抗原検査は何を調べるか
抗体検査は、体の中にピロリ菌に対する抗体があるかどうかを調べる検査です。血液を使うものと尿を使うものがあり、健康診断や自治体の検査で使われるのは血液のほうが中心です。採血だけで済むため広く用いられますが、日本ヘリコバクター学会は、除菌が成功した後でも陽性が続くことがあるので注意が必要だ、と添えています。
抗体は感染に対して体が作ったものですので、菌がいなくなってもしばらく残ります。抗体が陽性だからといって、いま感染しているとは限らないというのは、この仕組みから来ています。健康診断で抗体検査を受けて陽性だった場合の道筋は、後半の受診の章で改めて扱います。
便中抗原検査は、便の中にピロリ菌の成分があるかどうかを調べる検査です。同学会はこれを精度の高い検査法とし、現在ピロリ菌に感染しているかどうかがわかるため、感染診断と除菌判定の両方に有用だとしています。抗体検査との違いは、過去の感染の痕跡ではなく、いまいる菌そのものを見ている点にあります。
| 検査 | 見ているもの |
|---|---|
| 抗体検査(血液・尿) | 感染に対して体が作った抗体。過去の感染でも陽性が続くことがある |
| 尿素呼気試験(呼気検査) | いま胃にいる菌のはたらき |
| 便中抗原検査 | いま体内にいる菌の成分 |
胃カメラで採った組織を調べるピロリ菌の検査方法
胃カメラで胃の粘膜を採取して調べる方法は3つあります。日本ヘリコバクター学会が挙げているのは次の3つです。鏡検法は、採った組織の中のピロリ菌を顕微鏡で観察する方法です。迅速ウレアーゼ法では、粘膜を特殊な液と反応させ、色の変化で判定します。培養法では、粘膜に付着したピロリ菌を培養して確認します。
これらは胃カメラを受けたその機会に、あわせて調べるという位置づけになります。胃カメラ自体は胃の粘膜の状態を目で確かめる検査ですので、そこで気になる所見があれば、その場で組織を採って感染の有無まで確かめられるという流れです。
保険診療でどの検査法が使えるかは、厚生労働省の通知で決められています。令和4年11月の改正で、算定できる検査法は7項目になりました。内訳は、迅速ウレアーゼ試験・鏡検法・培養法・抗体測定・尿素呼気試験・糞便中抗原測定・核酸増幅法の7つです。通知はこのうち1項目のみを算定できるとし、①から⑥までの検査で陰性となった患者に対して異なる検査法で再度検査を実施した場合に限り、さらに1項目を算定できるとしています。
参考:厚生労働省保険局医療課長通知 保医発1031第5号(令和4年10月31日)

ピロリ菌検査の前に胃酸を抑える胃薬をやめる期間は保険診療上2週間以上
検査の前に飲んでいる薬を確認する必要があるのは、薬が結果をゆがめる方向に働くことがあるためです。厚生労働省の通知は、ランソプラゾール等のピロリ菌に対する静菌作用を有するとされる薬剤が投与されている場合について、感染診断の結果が偽陰性となるおそれがあると明記しています。
そのうえで通知は、除菌前および除菌後の感染診断を実施するにあたっては、当該の薬剤の投与中止または終了後2週間以上経過していることが必要であるとしています。これは保険診療上の算定の条件として書かれているものですので、この記事でも保険診療上のルールとして扱います。
ここで注意したいのが、通知の言う「静菌作用を有する薬剤」の範囲です。原文が例示しているのは胃酸を抑える薬ですが、静菌作用を持つという意味では抗菌薬なども同じ枠に入ります。市販の胃薬をすべてやめる必要があるという話でもありません。薬は自己判断で中止せず、休薬の要否と期間を医師に確認してください。いま飲んでいる薬の名前がわかるものを持って受診すると、確認がすぐ済みます。
なお、除菌治療そのものでは胃酸を抑える薬を「飲む」ことになります。検査の前に「やめる」のは検査結果への影響を避けるためで、除菌薬に含まれる酸分泌抑制薬とは別の話です。除菌治療の中身は後半の章で扱います。
参考:厚生労働省保険局医療課長通知 保医発0618第1号(平成22年6月18日)
感染の有無を調べるだけなら、胃カメラを使わない検査でも行えます。
ただし保険でピロリ菌の検査と除菌治療を受ける場合は、その前提として胃カメラが必要になる場合があります。誰がその条件に当てはまるのかは、保険の条件を扱う章で厚生労働省の通知の原文から確かめます。
ピロリ菌の検査数値の見方

結果票に並んだ数値をどう読めばよいのかは、検査を受けた方から多く出てくる疑問です。先に結論を書くと、抗体検査の数値は使ったキットによって基準が変わります。そのため、他人の数値や一般的な目安と自分の数値を並べて比べることには意味がありません。
この章では、基準がどう決まっているのかと、一次情報で数値が示されている2つの検査について整理します。数値そのものの解釈にはっきりした線が引けない部分もありますので、そこは線が引けないままの形で示します。
抗体検査に付く数値と尿素呼気試験に付く数値は、単位も意味も別のものです。手元の結果票にどちらが載っているのかを先に確かめてから、この先を読み進めてください。健康診断や自治体の検査で行われるのは、多くの場合は血液を使う抗体検査のほうです。
ピロリ菌の抗体価(抗体濃度)は検査キットごとに基準が違う
抗体検査の結果に付いてくる数値を、抗体価または抗体濃度と呼びます。この数値の陽性と陰性を分ける線は、どのメーカーのどの検査キットで測ったかによって変わります。
日本ヘリコバクター学会は、血清抗体測定法についてキットによって使用される抗原が違うため、診断精度は測定対象の感染率や胃粘膜の萎縮の程度に影響されるとしています。国内で使われているキットは1種類ではなく、複数のメーカーから発売されているとも書かれています。つまり、すべてのキットに共通する「◯以上が陽性」という数字は存在しません。
そのうえで押さえておきたいのが、抗体という指標そのものの性質です。同学会の委員会は、血清抗体価は現在のピロリ菌の感染状態を反映するものではないため、血清抗体が陽性というだけで除菌治療を行うことは推奨されない、としています。同じ文書によれば、抗体価が高いほど現感染(いま感染している状態)である確率は高くなります。ただし、比較的低い値の場合は、内視鏡所見や他の検査法の結果を参考に総合的な感染診断を行うことを強く推奨する、とも述べられています。
これは医療関係者に向けて出された注意喚起です。個々の数値を読んで「この値なら感染している」と判定するための表ではありませんので、この記事でも特定の数値を個人に当てはめる書き方はしません。手元の数値については、結果票に印刷されている基準値と、検査を行った機関の説明を確認してください。
参考:日本ヘリコバクター学会 胃癌リスク評価に資する抗体法適正化委員会「血清抗体法を用いたヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)感染診断に関する注意喚起(2022年版)」

ピロリ菌の抗体検査はEプレートというキットでは3以上10未満が陰性高値
キットによって基準が違うと書きましたが、一次情報で具体的な数値が公開されているキットが1つあります。日本ヘリコバクター学会が診断のガイドラインのQ&Aで挙げている「Eプレート栄研H.ピロリ抗体II」です。
同Q&Aは、Eプレートの場合、感染診断で陽性と判定する境目(カットオフ)を10 U/mL以上としています。単位はU/mL(ユニット パー ミリリットル)です。そのうえで、陰性と判断されても抗体価が3 U/mL以上10 U/mL未満のカットオフに近い場合は「陰性高値」とされ、この場合に20%弱の感染者が存在することが知られている、としています。
| Eプレートで測った場合の抗体価 | ガイドラインQ&Aの記載 |
|---|---|
| 10 U/mL以上 | 感染診断のカットオフとされる値 |
| 3 U/mL以上10 U/mL未満 | 陰性高値。20%弱の感染者が存在することが知られている |
※上の数値は「Eプレート栄研H.ピロリ抗体II」というキットについての記載です。
この3と10という数字は、あくまでこのキットに限った値です。別のキットで測った数値にそのまま当てはめることはできませんので、手元の結果票がどのキットによるものかがわからない場合は、検査機関の説明で確かめてください。なお、これより大きい値、たとえば数十から数百といった高い数値が何を意味するのかについては、この記事で扱う一次情報の範囲に記載が見当たりませんでした。
参考:日本ヘリコバクター学会「H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2016改訂版Q&A」
ピロリ菌の尿素呼気試験の数値は2.5‰が陽性の基準
尿素呼気試験にも数値が出ます。こちらの単位は‰(パーミル)で、パーセントではありません。同じガイドラインのQ&Aは、尿素呼気試験のカットオフ値は2.5‰となっていると示しています。
あわせて書かれているのが、この線の近くに出たときの扱いです。除菌判定のときにはカットオフ値の周辺の結果が出ることがあり、2.5から5.0‰の場合は偽陽性のことがあるため、2から3か月以上の間隔を空けて再検することが推奨されるとされています。それでも同様の値の場合は、他の検査を行うか、内視鏡検査を行うことが正しい除菌判定に必要なこともある、とも書かれています。
| 尿素呼気試験の数値 | ガイドラインQ&Aの記載 |
|---|---|
| 2.5‰ | カットオフ値 |
| 2.5から5.0‰ | 除菌判定時には偽陽性のことがあり2から3か月以上あけて再検が推奨される |
抗体検査の3や10という数字とは、単位も検査も別物です。U/mLは血液の抗体、‰は呼気の検査ですので、混ぜて読まないようにしてください。
ピロリ菌の検査は1つの結果で確定しないことがある
ここまで見てきたとおり、それぞれの検査には向き不向きがあり、境界に近い値も出ます。日本ヘリコバクター学会は、ピロリ菌の存在診断の検査に、どんな場合でも信頼できるものはないとしたうえで、保険診療でも1つの検査で陰性の場合はもう1つ他の検査を行うことを認めている、と説明しています。
同学会は、とくに内視鏡でピロリ菌感染胃炎が疑われるときには、1つの検査が陰性であってももう1つ他の診断法を実施することを勧めるとしています。あとから別の検査を足せるのは、最初の検査が陰性だった場合です。最初の検査が陽性であった場合は2つ目の検査は保険診療では認められないことに留意する必要がある、と同学会は書いています。
これとは別に、はじめから2つを同時に行える組み合わせも決められています。同学会が挙げているのは、迅速ウレアーゼ試験と鏡検法か、抗体測定・尿素呼気試験・便中抗原のうち2つ、という形です。足す場合と同時に行う場合とで、条件が別に定められているということになります。
検査を重ねても胃の不調の原因がはっきりしないことはあります。検査で異常が見つからないまま症状が続く場合の考え方は、機能性ディスペプシアの記事にまとめています。
この記事で数値について書けないこと
特定の抗体価から、その人の菌の量や胃がんのリスクを判断する根拠となる一次情報は見当たりませんでした。数値が大きいほど菌が多い、あるいは胃がんのリスクが高い、といった読み方をこの記事では書きません。
Eプレート以外のキットのカットオフ値も、公開された一次情報を確認できませんでした。手元の数値の意味は、結果票の基準値と検査機関の説明で確かめてください。
ピロリ菌検査に保険が使える条件は?胃カメラが必要になる場合

保険が使えるかどうかは、厚生労働省の通知で対象になる患者が定められています。ここは記事のなかで取り違えの起きやすいところですので、通知の原文の書き分けから確かめます。
ピロリ菌の保険適用は潰瘍と胃炎で必要な検査が違う
厚生労働省保険局医療課長通知 保医発0221第31号は、ピロリ菌の感染症に係る検査について、次の患者のうち感染が疑われる患者に限り算定できるとしています。同じ通知のなかで、確定診断に使える検査の書き方が対象ごとに違います。
| 通知が挙げている対象患者 | 確定診断に使える検査(通知の書き方) |
|---|---|
| 胃潰瘍または十二指腸潰瘍 | 内視鏡検査または造影検査 |
| 胃MALTリンパ腫 | 記載なし |
| 特発性血小板減少性紫斑病 | 記載なし |
| 早期胃癌に対する内視鏡的治療後 | 内視鏡的治療後 |
| 胃炎 | 内視鏡検査 |
読み取れるのは次の点です。造影検査、つまりバリウム検査が出てくるのは潰瘍の確定診断についてだけで、胃炎については「内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者」と書かれています。ここが「バリウム検査でも保険が使える」という説明と実際とがずれるところです。
健康診断でピロリ菌の抗体が陽性と指摘された方が通るのは、多くの場合この胃炎の行です。バリウム検査を受けたことがあるかどうかは、この行の条件を満たすことにはつながりません。潰瘍と診断されている場合とは前提が違う、と分けて考えてください。
参考:厚生労働省保険局医療課長通知 保医発0221第31号(平成25年2月21日)
ピロリ菌検査が保険適用外で自費になるのはどんなときか
ピロリ菌感染胃炎を対象に保険診療を行う場合について、日本ヘリコバクター学会は、①内視鏡検査によりピロリ菌感染胃炎を疑う、②ピロリ菌の感染診断を行う、③陽性であれば除菌治療を行う、という順で行うことに決められていると説明しています。そのうえで、内視鏡検査がされていない患者に感染診断や除菌治療を行う場合は自費診療の対象になるとしています。前の項で見た潰瘍のルートとは、前提が別だという点に注意してください。
自費になる場面として同学会が挙げているものは、ほかにもあります。耐性の確認なしに最初から二次除菌の組み合わせで始める場合や、保険で認められた3剤以外の薬剤を使う場合、そして一次除菌と二次除菌の両方が不成功に終わったあとの三次除菌です。保険で受けられるのは二次除菌までという線が、ここで引かれています。
もう一点、同学会は保険診療と自費診療を併用するいわゆる混合診療を行うと、本来は保険が使えるはずの診療も含めて全額が自己負担になると注意を促しています。どこまでが保険の枠内かは、受診先で確認したうえで進めてください。
保険の条件でよくある取り違え
バリウム検査で条件を満たせるのは、潰瘍の確定診断がなされた場合についてです。
健康診断でピロリ菌の抗体が陽性と出たあとに保険で進む場合に通るのは、通知が「内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者」と定めている行のほうです。同じ通知のなかで書き分けられていることが、説明の食い違いが生まれる原因になっています。
ピロリ菌検査で受ける胃カメラの費用の目安
ピロリ菌の検査そのものの金額については、当院のページに掲載がありません。ここで示せるのは、胃カメラ検査そのものの費用の目安です。金額の前提を含めて示します。
池袋かめさん内科の胃カメラ検査のページは、保険適用の場合の費用として、診察・処方・胃カメラ検査(鎮静剤使用・生検検査・採血検査を含む)の費用の目安を挙げています。1割負担で約4,000円、3割負担で約12,000円です。含まれている検査の範囲がこの前提ですので、鎮静剤を使わない場合や生検を行わない場合は金額が変わります。
| 費用負担の割合 | 胃カメラ検査費用の目安 |
|---|---|
| 1割負担 | 約4,000円 |
| 3割負担 | 約12,000円 |
※診察・処方・胃カメラ検査(鎮静剤使用・生検検査・採血検査を含む)の費用の目安です。検査内容や処置の有無により費用は前後します。
この金額はあくまで胃カメラ検査についてのものです。ピロリ菌の検査料や除菌治療の費用として読み替えることはできません。実際の負担額は保険の種類と診察の内容で変わりますので、詳しくは胃カメラ検査のページをご確認ください。
ピロリ菌は除菌しない方がいい?そう言われる理由と学会の見解

除菌しないほうがよいという話には、いくつかの元になった論点があります。ここでは代表的なものを取り上げ、資料に書かれている範囲で両側を並べます。どうするかを決めるのは、この記事ではなく診察の場です。
- 除菌のあとに逆流性食道炎が起こることがある、という話
- 除菌のあとに体重が増えたという報告がある、という話
- 薬を7日間飲むことによる副作用が心配だ、という話
このうち副作用については、副作用の章で添付文書の実数から扱います。この章では前の2つと、除菌をしないままにした場合に何が起こりうるのかを並べます。
なお、除菌によって変化が報告されている病気もあります。日本ヘリコバクター学会は胃MALTリンパ腫・胃過形成性ポリープ・特発性血小板減少性紫斑病を挙げ、胃過形成性ポリープは約70%で縮小または消失するとしています。これらの病気があるかどうかで除菌の位置づけが変わりますので、当てはまる場合は受診先でご確認ください。
ピロリ菌の除菌後に逆流性食道炎は増える?内視鏡所見と自覚症状の違い
よく挙がるのがこれです。日本ヘリコバクター学会は、除菌が成功した後に胃の酸が食道に逆流して胸焼けなどの症状が起こることがあるとし、これを逆流性食道炎と呼んだうえで、一時的なものが多く重篤な症状になることはまれだとしています。
一方で、海外の研究をまとめた報告では、除菌のあとに内視鏡で見た逆流性食道炎の所見が増えるとされています。同じ報告のなかで、胸やけなどの自覚症状の起こりやすさには除菌した群としなかった群で差が見られなかった、とも述べられています。つまり内視鏡で見える所見と、本人が感じる症状とで、結果が分かれているということです。
この記事では、所見と症状を分けたまま示します。どちらか一方だけを取って「除菌すると逆流性食道炎になる」とまとめてしまうと、報告されている内容と食い違うためです。逆流そのものの仕組みや受診の目安については、食道裂孔ヘルニアの記事でまとめています。

ピロリ菌の除菌で体重が増えるという報告
もう1つよく聞くのが体重の話です。日本ヘリコバクター学会のQ&Aは、除菌治療のあとに生じうる問題として逆流性食道炎を挙げていますが、体重については記載していません。一方、海外の研究をまとめた報告では、除菌のあとに体重と体格指数がわずかに増えたとされています。ただし報告した著者自身が増える可能性があるという書き方にとどめ、さらなる研究が必要だと結んでいます。
報告されている増え方は、体重にして平均で1kg強という水準です。報告した側は、この変化について断定を避けています。
この記事で書けるのはここまでです。除菌後の体調の変化そのものを掘り下げる論点は本記事の範囲外としていますので、巷で言われる「除菌すると太る」という話に対しては、学会は触れておらず海外の報告は小さな増加を留保つきで示している、という並べ方で受けます。体重が気になる場合も、除菌をするかどうかとは分けて相談したほうが話が整理できます。

ピロリ菌を放置するとどうなる?胃炎・潰瘍から胃がんまでのリスク
除菌しない選択をした場合に何が起こりうるのかも、あわせて見ておきます。日本ヘリコバクター学会は、多くの研究によってピロリ菌が慢性胃炎や胃・十二指腸の潰瘍、胃がんなどの原因になっていることがわかっている、としています。
潰瘍については踏み込んだ記述があります。同学会は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の主な原因はピロリ菌の感染と薬剤だとしたうえで、ピロリ菌がいると潰瘍が治っても1年後には多くの患者が再発していると述べています。ピロリ菌が原因の潰瘍については、除菌によって再発をほぼ抑制できる、という書き方もされています。原因が薬剤の側にある潰瘍まで同じように説明しているわけではありません。
ここで並べた胃炎・潰瘍・胃がんは、放置した場合に起こりうる病気として学会が挙げているものです。この3つが順番に進んでいくという意味ではありません。潰瘍が胃がんの前段階だという説明も、この記事で扱う一次情報には見当たりませんでした。
早期胃がんの内視鏡治療後にピロリ菌を除菌して新しい胃がんが3分の1に減った報告
除菌と胃がんの関係でよく引かれる数字が「3分の1」です。ただしこの数字には、はっきりした前提が付いています。
日本ヘリコバクター学会の原文は、早期胃がんに対して内視鏡治療を受けた患者にピロリ菌を除菌することにより、別の部位にできる新しい胃がんの発生率が3分の1に減少したというものです。対象は早期胃がんの内視鏡治療を受けた人で、減ったのは元のがんではなく別の部位にできる新しい胃がんです。
母集団が違うためです。感染しているだけで治療歴のない方に、この数字をそのまま当てはめられる根拠は示されていません。除菌をしたあとに胃がんのリスクがどこまで残るのかは、この数字とは別に確かめる必要があります。その点は、除菌判定の章で国立がん研究センターの記述から扱います。
ピロリ菌の除菌治療の進め方

検査で陽性とわかった場合に行うのが除菌治療です。ここでは、何をどれだけ飲むのかと、うまくいかなかったときにどうなるのかを順に見ます。
ピロリ菌の除菌方法は3種類の薬を7日間飲むこと
日本ヘリコバクター学会は、除菌治療について通常は3種類の薬を朝夕2回、7日間服用すると説明しています。これを一次除菌といいます。
内訳は、胃酸の分泌をおさえる胃薬が1種類と、抗生物質が2種類です。同学会が挙げているのは次の組み合わせです。
- 胃酸の分泌をおさえる胃薬 — プロトンポンプ阻害薬、またはカリウムイオン競合型アシッドブロッカー
- 抗生物質 — アモキシシリン
- 抗生物質 — クラリスロマイシン
厚生労働省の通知も、感染診断で陽性が確認された対象患者に対しては3剤併用・7日間投与で除菌治療を行うことと定めています。飲む日数が7日間と短いのはこのためです。
検査の前にやめる胃薬と、この治療で飲む胃酸を抑える薬とは目的が異なります。除菌薬に含まれる酸分泌抑制薬は、検査前にやめる薬とは別の話です。服薬は医師の指示に従ってください。
ピロリ菌の一次除菌に失敗したら抗生物質を変えて二次除菌
一次除菌で菌がいなくなったかどうかは、あとで行う判定でわかります。うまくいかなかった場合に、もう一度行う除菌治療を二次除菌といいます。
日本ヘリコバクター学会は、二次除菌も一次除菌と同じように3種類の薬を朝夕2回、7日間服用すると説明しています。違うのは中身です。同学会は、失敗の原因は耐性菌であることが多いとしたうえで、一次除菌で使用した抗生物質を別の抗生物質に変更するとしています。3剤すべてを入れ替えるのではなく、抗生物質のほうを変えるという書き方です。
| 一次除菌 | 二次除菌 | |
|---|---|---|
| 飲み方 | 3種類の薬を朝夕2回・7日間 | 3種類の薬を朝夕2回・7日間 |
| 変わるところ | — | 使用した抗生物質を別の抗生物質に変更 |
保険で受けられるのはこの二次除菌までです。両方が不成功に終わったあとの三次除菌は、自費診療の扱いになります。
ピロリ菌の除菌成功率はどのくらいか
日本ヘリコバクター学会が一般向けに示している目安は、一次除菌で約70%から90%、二次除菌で約80%から90%です。ここには母集団や調査年が記されていませんので、この記事でも学会が示す概数として扱います。二次除菌の数値が高く見えますが、これは二次除菌を受けた人のなかでの割合で、一次と二次を合わせた累積の成功率ではありません。
これとは別に、薬の添付文書には臨床試験の実数が載っています。ボノプラザンを含む3剤を1日2回7日間投与した国内の試験では、除菌率が92.6%、内訳は324例中300例と記載されています。ただしこの試験の対象は胃潰瘍または十二指腸潰瘍の瘢痕がある患者で、一般のピロリ菌陽性者ではありません。学会の概数と試験の数値は、対象も薬の組み合わせも別のものとして読んでください。
参考:PMDA 医療用医薬品情報「ボノサップパック400/ボノサップパック800」添付文書(2026年7月改訂 第6版)
ピロリ菌の除菌薬の副作用と除菌中に気をつけること

薬を7日間飲む治療ですので、副作用の話は避けて通れません。ここでは、添付文書に載っている実数から見ていきます。
一次除菌にあたるボノサップパックの添付文書には、国内の臨床試験における副作用発現頻度が20.4%、内訳は329例中67例と記載されています。主な副作用として挙げられているのは下痢が35例、味覚異常が13例です。味覚異常は、食べ物の味がいつもと違って感じられるものを指します。
同じ添付文書の副作用の一覧では、頻度の書き方が分かれています。
| 添付文書の頻度の区分 | 記載されている副作用 |
|---|---|
| 5%以上 | 下痢(10.6%) |
| 0.1〜5%未満 | 味覚異常・口内炎・腹部不快感・腹部膨満感・発疹・AST、ALTの上昇 |
※この頻度は胃潰瘍または十二指腸潰瘍における3剤投与の試験成績に基づくものと注記されています。
割合の数字が付いているのは下痢だけです。味覚異常と発疹は0.1〜5%未満という幅でしか示されていませんので、この記事でも味覚異常について単独の割合は書きません。書けるのは、臨床試験で329例中13例に見られたという実数か、0.1〜5%未満という幅のどちらかまでです。
参考:PMDA 医療用医薬品情報「ボノサップパック400/ボノサップパック800」添付文書(2026年7月改訂 第6版)
ピロリ菌の二次除菌をしている間はアルコールが飲めない
日本ヘリコバクター学会がお薬を服用する期間アルコールは飲めませんと明記しているのは、二次除菌についての項です。二次除菌で使う抗生物質が飲酒と相互作用を起こすためで、一次除菌の項にはこの記述がありません。
とはいえ、一次除菌なら飲んでよいと学会が書いているわけでもありません。どちらの段階であっても、飲酒の可否は処方を受けた医師の指示に従ってください。手元の薬が一次除菌のものか二次除菌のものかがわからない場合も、処方元に確認するのが確実です。
ピロリ菌の除菌中に下痢が続くとき医師へ相談する目安
下痢は、添付文書で唯一5%以上の区分に入っている副作用です。ただし日本ヘリコバクター学会は、1日2、3回の下痢や軟便であれば、薬の量を減らしたり中止したりせず最後まで薬を飲むようにとしています。自己判断で途中でやめると、除菌がうまくいかない方向に働くためです。
一方で、すぐに相談すべき状態も示されています。同学会が挙げているのは、発熱や腹痛をともなうひどい下痢の場合と、便に血がまじる場合です。この場合は薬を飲むのを中止して、すぐに医師に相談するとされています。ひどい皮膚の異常やアレルギーを思わせる反応が出たときも同様です。
軽い下痢のときの扱いと、中止して相談すべき状態は、上に挙げたとおりです。判断に迷う場合や下痢が続く場合も、処方元に相談してください。
ピロリ菌の除菌判定と除菌後に残る胃がんのリスク

除菌治療は、飲み終えたら終わりではありません。菌がいなくなったかどうかを確かめる検査を、除菌判定といいます。日本ヘリコバクター学会は、除菌の判定を大切なものと位置づけて受けるように呼びかけています。
ピロリ菌の除菌判定は薬を飲み終えて4週間以上あけて行う
薬を飲み終えてからどれくらいあければよいのか。同学会が示している時期は、除菌薬の内服が終わってから4週間以上あけてです。使う検査として挙げられているのは尿素呼気試験と便中抗原検査で、もう一度ピロリ菌を調べる形になります。
厚生労働省の通知も、除菌後の感染診断について除菌終了後4週間以上経過した患者に対して行うものとしています。学会の説明と保険算定の条件が、ここでは同じ期間を示しているということです。
薬の影響が残っている間に調べると、本当は菌が残っていても陰性と出る方向に振れることがあるためです。検査前の休薬の話と同じ理屈で、判定を正しく行うために期間を置きます。
| 判定に使う検査 | あける期間 |
|---|---|
| 尿素呼気試験・便中抗原検査 | 除菌終了後4週間以上 |
| 抗体測定 | 除菌終了後6か月以上(条件あり) |
除菌が終わってからの期間に加えて、検査に影響する薬の服用状況も確認が必要になります。検査を受ける日は受診先と決めてください。
判定の検査後にあらためて陽性と出た場合は、二次除菌に進むかどうかを相談することになります。1回の除菌で終わらない場合があることは、はじめに知っておいたほうが慌てずに済みます。
ピロリ菌の抗体検査で判定するには除菌後6か月以上あけて除菌前と比べる
抗体検査で除菌判定を行う場合は、条件が変わります。厚生労働省の通知は、保険診療上、抗体測定による除菌判定を算定できるのは次の両方を満たす場合に限るとしています。除菌終了後6か月以上が経過していることと、除菌前の抗体測定結果と数値で比較できることの2つです。
ここでいう比較の相手は、除菌前に測った抗体価です。除菌前の数値が手元にないと比較ができませんので、抗体検査で判定するには除菌前の測定が済んでいることが前提になります。下がり方を見るために長い期間を置く、という組み立てです。
原則として使われるのは、前の項で挙げた尿素呼気試験と便中抗原検査のほうです。抗体での判定は条件付きの選択肢だと理解してください。
参考:厚生労働省保険局医療課長通知 保医発0618第1号(平成22年6月18日)
ピロリ菌の除菌後も胃カメラ(内視鏡)を定期的に受ける
除菌が成功しても、そこで検査が終わるわけではありません。日本ヘリコバクター学会は、除菌が成功した後でも胃がんが発見されることがあるとして、定期的に胃の内視鏡検査を受けるよう述べています。
除菌のあとに続けることを整理すると、次のようになります。
- 除菌判定の検査を受ける
- 除菌後も定期的に胃カメラ(内視鏡)を受ける
なお、どのくらいの間隔で受けるかについては、学会の資料にも国立がん研究センターの資料にも具体的な年数の記載が見当たりませんでした。間隔は受診先で決めることになりますので、除菌が終わった時点で次の予定を確認しておくと迷いません。
ピロリ菌がいなければ胃がんにならない?喫煙や塩分も要因
除菌をすれば胃がんにならない、という受け止め方には注意が必要です。国立がん研究センターのがん情報サービスは、ピロリ菌を除菌しても胃がんになる可能性がゼロにはならないとし、除菌をしても胃がんになる人は一定数いるため除菌後も胃カメラによる検査を受けることが大切だとしています。
要因はピロリ菌だけではありません。同センターは胃がんの発生要因としてピロリ菌の感染と喫煙を挙げ、そのほかに食塩・高塩分食品の摂取が胃がんが発生する危険性を高めることが報告されているとしています。タバコと塩分の話がここに出てくるのはこのためです。
裏側も同じで、ピロリ菌に感染していれば胃がんになると決まっているわけでもありません。日本消化器がん検診学会は、感染している人全員に胃がんが発生するわけではないとしています。どちらの向きにも断定できないというのが、資料を並べたときの姿です。
なお、国が指針で定める胃がん検診は50歳以上を対象に2年に1回行われ、内容は問診と、胃部X線検査(バリウム検査)または胃カメラ(内視鏡検査)とされています。ここにピロリ菌の検査は含まれていません。自治体が行うピロリ菌の検査は別の枠組みで、これは後半の章で扱います。
参考:国立がん研究センター がん情報サービス「胃がん 予防・検診」(更新・確認日 2026年1月13日)
ヨーグルトや市販薬でピロリ菌は除菌できる?

病院に行かずに済ませられないか、という関心は根強くあります。ここでは、よく名前の挙がるヨーグルトと市販薬について、公開されている表示と制度の側から確かめます。
LG21乳酸菌の機能性表示にピロリ菌への効果は書かれていない
株式会社明治の商品ページで、明治プロビオヨーグルトLG21は機能性表示食品として紹介されています。そこに表示されている機能は「LG21乳酸菌は一時的な胃の負担をやわらげる機能が報告されています」というもので、ピロリ菌への効果は書かれていません。
同じページには、機能性表示食品の制度上必要な但し書きも載っています。本品は特定保健用食品と異なり、機能性および安全性について国による評価を受けたものではないこと、そして本品は医薬品ではないことの2点です。
| 明治の商品ページに書かれていること | 内容 |
|---|---|
| 機能性表示 | LG21乳酸菌は一時的な胃の負担をやわらげる機能が報告されている |
| 制度上の但し書き | 国による評価を受けたものではない/医薬品ではない |
| ピロリ菌についての記載 | ページ本文に見当たらない |
ここで書けるのは、メーカーの表示にピロリ菌への効果が書かれていないという事実までです。食品でピロリ菌を除菌できるとする一次情報は、この記事で確認した範囲では見当たりませんでした。LG21以外のヨーグルトや、胃によいとされる食品についても同じで、除菌できると示した公開資料は確認できていません。効かないと断じる資料も同様に確認していませんので、この記事ではどちらの向きにも判定しません。
ピロリ菌の除菌に使うのは処方薬で市販薬では行えない
除菌治療で使う薬は、胃酸の分泌をおさえる薬と2種類の抗生物質です。抗生物質はいずれも医師の処方が必要な医療用医薬品にあたり、薬局で自分で選んで買える区分のものではありません。除菌治療が診察と処方を経て始まるのは、この区分によるものです。
つまり、市販薬を買ってきて自分で除菌を行うという進め方は取れません。これは市販の胃薬に意味がないという話ではなく、除菌という治療に使う薬の区分の話です。胃の不快感をやわらげる目的の市販薬と、菌を減らすことを目的とした処方薬とでは、役割そのものが違います。
また、除菌治療は薬を飲んで終わりではなく、そのあとに判定の検査までを行って初めて結果がわかります。自分で薬を選んで飲む形では、いなくなったかどうかを確かめる手立てがありません。この点も、診察と処方を経て進める理由の1つです。
食品と市販薬について書けること
書けるのは、メーカーが表示している機能の中身と、薬の区分という2つの事実までです。
ある食品を摂ればピロリ菌がいなくなるかどうかを確かめた公開資料は、この記事の範囲では見つかりませんでした。感染しているかどうかを知る方法も、菌を減らす方法も、いまのところ検査と処方薬の側にあります。
ピロリ菌の検査を受ける目安と受診する診療科

ここからは、実際にどこへ行けばよいかの話です。検査の種類と保険の条件がわかっても、入口がわからなければ動けません。
ピロリ菌の検査は何科を受診すればよいか
ピロリ菌の検査は胃を診る診療科が窓口になります。内科や消化器内科がこれにあたり、胃カメラを行っている医療機関であれば、感染の確認から除菌治療、そのあとの経過観察までを続けて相談できます。
何科でなければならないという決まりを定めた公的な資料は見当たりませんでした。実際の選び方としては、胃カメラを実施しているかどうかを先に確かめておくと、話が途中で止まりません。前に見たとおり、保険で検査と治療を受ける道筋には胃カメラが関わってくるためです。
池袋かめさん内科の診療内容は内科診療のページに掲載しています。
ピロリ菌の検査を受けたほうがよい人は?健康診断で陽性なら再検査
健康診断や自治体の検査でピロリ菌の抗体が陽性と出た場合、そこで話が終わるわけではありません。日本ヘリコバクター学会の委員会は、健診で抗体が陽性になった場合には、内視鏡検査に加えて抗体法以外の検査を行い、いま感染しているかどうかを確認するという進め方を示しています。抗体は過去の感染でも陽性が続くためです。
ここで押さえておきたいのが、健診と保険診療が別の道だという点です。健康診断や自治体の検査は自費または区の事業として行われるもので、保険診療の感染診断とは扱いが分かれます。健診で陽性を指摘されたあとに保険で進む場合の順序は、①内視鏡検査でピロリ菌感染胃炎を疑う、②感染診断を行う、③陽性なら除菌治療という並びになります。
日本消化器がん検診学会も、ピロリ抗体が陽性といわれた場合について、まず内視鏡検査を行って確認してもらうことを勧めるとしています。健診の結果票を持って受診すると、そこからの組み立てが早く決まります。
健康診断や自治体の検査でピロリ菌の抗体が陽性と指摘された場合。
胃の不調が続いていて、胃カメラをまだ受けたことがない場合。
以前にピロリ菌の感染を指摘されたまま、除菌治療も判定も受けていない場合。
ただし感染しているかどうかは症状では判断できませんので、当てはまるかどうか迷う場合も含めて受診先でご相談ください。
池袋かめさん内科でのピロリ菌検査と胃カメラの流れ
当院の胃カメラ検査のページには、胃カメラで萎縮性胃炎が認められた場合にはピロリ菌の感染検査を行うことが推奨されると記載しています。感染が確認された場合は抗菌薬などによる除菌治療を行い、除菌後も定期的な胃カメラ検査で経過を観察することが大切だ、とも記載しています。
胃カメラ検査が保険適用になる主なケースとして挙げているのは次の3つです。
- 胸やけ・胃痛・食欲不振・のどの違和感などの自覚症状がある場合
- 健康診断や人間ドックの結果で「要精密検査」「再検査」の判定が出た場合
- 以前の検査でピロリ菌感染を指摘された方、除菌後の経過観察中の方
一方で、特に症状がなくご本人の希望のみで検査を行う場合は自費診療となります。健康診断や人間ドックの一環として胃カメラ検査を受ける場合も、基本的には自費診療です。
検査の受け方については、当院ではまず咽頭麻酔をすべての方に行い、ご希望の方には鎮静剤(静脈麻酔)を使用しています。検査時間は5〜15分程度です。口からの検査に不安がある方には経鼻内視鏡の枠もあり、こちらはフジフィルム製のスコープ(EG-L580NW7)を導入しています。先端部外径は5.8mmで、検査自体は通常5〜10分程度です。
受診の前に、次の点を控えておくと当日の確認がすぐ済みます。
- 健康診断や自治体の検査の結果票(数値が印刷されているもの)
- 現在飲んでいる薬の名前がわかるもの
- 以前にピロリ菌の検査や除菌治療を受けたことがあるかどうか
- これまでに胃カメラを受けたことがあれば、その結果
ピロリ菌が気になる方の胃カメラ検査
池袋かめさん内科の胃カメラ検査は、医師の診察の結果「検査が必要」と判断された場合に保険適用となります。健康診断でピロリ菌を指摘された方、以前に感染を指摘されたまま経過を見ていない方は、結果票をお持ちのうえご相談ください。胃カメラ検査は予約制です。お電話・WEB・公式LINEからお申し込みいただけます。検査の流れ、費用の目安、当日の食事と服薬の案内は胃カメラ検査のページに掲載しています。
豊島区の胃がんリスク評価でピロリ菌を調べる

自治体の制度でピロリ菌を調べられる場合があります。豊島区が行っているのは胃がんリスク評価という事業で、血液検査でヘリコバクター・ピロリ抗体と血清ペプシノゲンを調べることで胃がんのリスクがわかるという検査です。旧名称は胃がんリスク検診とされています。
以下は令和8年度時点の内容です。年度が替わると対象や期間が変わりますので、受ける前に区の案内で確認してください。区が別に実施している胃がん検診(胃部X線検査・胃カメラ)とは別の事業です。
| 対象 | 検査の内容 | 実施期間 |
|---|---|---|
| 20歳から39歳 | ピロリ菌抗体検査 | 令和8年8月1日から令和9年2月28日 |
| 40歳・50歳 | ABC検査(ピロリ菌抗体検査・ペプシノゲン検査) | 令和8年6月1日から令和9年1月31日 |
20歳から39歳が受けられるピロリ菌抗体検査
豊島区の案内では、ピロリ菌検査の対象は令和9年3月31日現在で20歳から39歳、これまでに区のピロリ菌検査を未受診の区民とされています。年齢だけでなく、区民であることと、区の検査をまだ受けていないことの2つが条件に入ります。
内容は問診と採血による検査で、この年齢帯で調べるのはピロリ菌抗体検査のみです。ペプシノゲン検査は含まれません。この年齢帯の実施期間は令和8年8月1日から令和9年2月28日とされています。
申し込みの要否は年齢で分かれます。区の案内では、20歳と30歳の方は申し込み不要で、受診券は8月上旬に発送される予定とされています。一方、21歳から29歳と31歳から39歳で過去に区のピロリ菌検査を受けていない方は、検診チケットの申し込みが必要です。年度の途中で豊島区に転入した方も申し込みが必要とされています。
40歳と50歳はピロリ菌抗体にペプシノゲンを加えたABC検査
40歳と50歳の区民が受けられるのはABC検査です。内容はピロリ菌抗体検査とペプシノゲン検査の2つで、こちらも問診と採血で行われます。対象は令和9年3月31日現在で40歳・50歳、区のABC検査を未受診の区民とされています。
- 実施期間 — 令和8年6月1日から令和9年1月31日
- 受け方 — 豊島区国民健康保険に加入している40歳・50歳の方は、別に案内される特定健康診査の受診時に一緒に受けられる
- 申し込み — 国民健康保険に加入していない40歳・50歳の方には受診券が発送される予定で申し込みは不要
ピロリ菌抗体は感染の有無を、ペプシノゲンは胃の粘膜の状態を見る指標です。2つを組み合わせることで、抗体だけを調べる場合より細かい区分ができるという組み立てになっています。その区分のしかたが、次の項で扱うABC分類です。

ピロリ菌の検査値で分けるABC分類のA群からD群と除菌後のE群
日本消化器がん検診学会は、ピロリ抗体とペプシノゲン法の組み合わせによる分類を次のように説明しています。
| 群 | 血清ピロリ抗体 | 血清ペプシノゲン法 |
|---|---|---|
| A群 | 陰性 | 陰性 |
| B群 | 陽性 | 陰性 |
| C群 | 陽性 | 陽性 |
| D群 | 陰性 | 陽性 |
※同学会は、C群については抗体陽性をC群・抗体陰性をD群と分けることもある、という書き方をしています。
読み違えやすいのがD群です。D群はピロリ菌の抗体が陰性の側に入ります。同学会は、理論的にはA群はピロリ菌未感染の人、B群は感染があっても胃粘膜の萎縮が軽い人、C群は感染に伴い胃粘膜の萎縮が進んだ人と概ね推測され、胃がんのリスクはC群・D群がB群より高く、B群がA群より高い、という書き方をしています。
そのうえで、同学会はABC分類は胃がんがあるかないかの診断は決してできないと明記しています。この記事でも、A群だから心配ない、D群だからがんがある、という書き方はしません。群ごとの胃がんの発生率を示した資料も、この記事で確認した範囲では見当たりませんでした。
除菌治療を受けた方については、扱いが別になります。同学会は、この検査はピロリ菌の除菌治療後の人では正しい判定ができないとし、除菌成功後に分類を行うと大部分がみかけ上A群と判定されてしまうと述べています。そのうえで、除菌後の人はABC分類を行わずに、内視鏡検査あるいは胃エックス線検査を定期的に受けてほしい、としています。
除菌後であることを示すE群という呼び方が使われることもありますが、ここで参照した学会のQ&AにはE群という名称の説明はありません。この記事で示せるのは、除菌後はABC分類では正しく判定できないというところまでです。区や健診で分類を受ける際は、除菌歴を申し出てください。
参考:日本消化器がん検診学会「がん検診(胃がん・大腸がん)Q&A」

令和8年度の豊島区ではピロリ菌の検査が無料で結果は約1ヶ月後
費用について、豊島区の案内には無料と記載されています。検査場所は区内の実施医療機関で、検診チケットの送付時に医療機関の一覧が同封されます。
結果の受け取りは郵送です。区の案内では検査結果については約1ヶ月後に郵送で送るとされています。受け取ったあとに数値の意味がわからない場合は、結果票を持って受診先に相談してください。この記事の数値の見方の章で書いたとおり、抗体の基準はキットによって変わるためです。
検診チケットを紛失した場合の再発行も受け付けられています。対象や受診方法は年度ごとに変わりますので、令和8年度以外の年度については区の案内をご確認ください。当院は豊島区のがん検診のうち胃がんリスク評価(ピロリ抗体検査)と胃がんリスク評価(ピロリ抗体・ペプシノゲン検査)に対応しており、対象や当日の持ち物は健康診断のページに掲載しています。
参考:豊島区「胃がんリスク評価(旧名称:胃がんリスク検診)」(更新日 2026年5月29日)
ピロリ菌についてよくある質問

最後に、記事のなかで扱いきれなかった質問をまとめます。答えられる範囲と答えられない範囲を、そのまま示します。
ピロリ菌の検査で陰性高値と言われたらどうすればよいですか?
まず、どのキットで測った数値かを確認してください。陰性高値という区分の数値が一次情報で示されているのは「Eプレート栄研H.ピロリ抗体II」というキットで、3 U/mL以上10 U/mL未満がこれにあたります。日本ヘリコバクター学会は、この範囲には20%弱の感染者が存在することが知られているとし、陰性高値の方には他の検査で感染の有無を確認すべきだとしています。
読者の間ではグレーゾーンと呼ばれることもありますが、資料上の言葉は陰性高値です。陰性と書かれていても追加の確認が勧められる区分だと理解して、結果票を持って受診先にご相談ください。
ピロリ菌は一度除菌すれば再感染しませんか?
再感染がどのくらいの割合で起こるかを示した一次情報は、この記事で確認した範囲では見当たりませんでした。書けるのは、日本ヘリコバクター学会が成人になってからの感染はまれですとしているところまでです。
まれというのは起こらないという意味ではありません。また、再感染の有無とは別に、除菌後も定期的な胃カメラを続けることが勧められています。理由は除菌後の章で見たとおりです。

ピロリ菌の検査は何歳から受けられますか?
保険診療で何歳から受けられるかという年齢の要件は、この記事で確認した資料には見当たりませんでした。制度の側ではっきり示せるのは自治体の検査のほうで、豊島区の胃がんリスク評価は20歳から受けられます。令和8年度時点で、20歳から39歳の区民のうち区のピロリ菌検査を未受診の方が対象です。
何歳までという上限についても、区の案内は40歳・50歳という対象年齢を示すにとどまっています。この年齢は区の事業の区切りであって、検査を受けられる年齢の上限という意味ではありません。区の対象から外れる年齢であっても、症状や過去の指摘があれば保険診療の側で相談できる場合があります。年齢で迷う場合は、区の案内か受診先で直接ご確認ください。
子供や配偶者などの家族にピロリ菌がうつることはありますか?
日本ヘリコバクター学会は、ピロリ菌はヒトからヒトへ経口感染するとし、環境の要因や家庭内感染など他にいくつかの感染経路も考えられるとしています。日本消化器がん検診学会も、慢性感染は幼い子供のころに起こり、大部分は人から人への感染で起こり、そのなかでは家族内での感染が多いと述べています。
一方で、日本ヘリコバクター学会は親世代の感染率が下がり衛生環境も良くなったことで、子どもの感染率は低くなっているとしています。キスや食器の共有といった個別の行為ごとに感染するかどうかを判定した資料は見当たりませんでしたので、この記事では経路として家庭内が考えられている、というところまでを示します。家族の検査を考える場合は、受診先でご相談ください。
ピロリ菌の除菌は保険で何回まで受けられますか?
厚生労働省の通知は、除菌後の感染診断の結果ピロリ菌が陽性だった患者に対して再度除菌を実施した場合、1回に限り再除菌に係る費用および再除菌後の感染診断に係る費用を算定できるとしています。つまり保険で受けられるのは一次除菌と二次除菌までです。
両方が不成功に終わったあとに行う三次除菌は、自費診療の扱いになります。日本ヘリコバクター学会も、保険で認められた3剤以外の薬剤を用いる場合は自費診療だと説明しています。どの段階まで進んでいるかは、これまでに受けた治療の記録で確かめられますので、受診先に伝えてください。
この記事で確かめてきたことを、最後に整理します。

ピロリ菌の検査は、胃カメラを使うものと使わないものに分かれます。感染の有無を調べるだけなら胃カメラを使わない検査でも行えますが、保険で検査と除菌治療を受ける場合は、厚生労働省の通知が定める対象患者に当てはまることが前提になります。健康診断で陽性を指摘された方が通るのは、内視鏡検査で胃炎の確定診断がなされた患者という行です。
検査の数値は、使ったキットによって基準が変わります。数値が公開されているのはEプレートというキットの3 U/mL・10 U/mLと、尿素呼気試験の2.5‰までで、特定の抗体価から個人の菌の量や胃がんのリスクを判断する根拠は見当たりませんでした。手元の数値については、結果票の基準値と検査機関の説明が手がかりになります。
除菌治療は3種類の薬を7日間飲むもので、副作用として下痢や味覚異常が報告されています。除菌が終わったあとは判定の検査を受け、そのあとも定期的に胃カメラを受けることが勧められています。除菌をしても胃がんになる可能性がゼロになるわけではなく、喫煙や塩分といった要因も挙げられているためです。
数値だけを見て自分で結論を出すのではなく、結果票を持って相談するところから始めると、次に受ける検査が決まります。ピロリ菌がいるかどうかも、除菌をするかどうかも、診察のうえで判断していくことになります。
ピロリ菌の検査と胃カメラは池袋かめさん内科へ
池袋かめさん内科の胃カメラ検査は予約制です。お電話・WEB予約・公式LINEから、ご都合のよい方法でお申し込みください。診療時間は9:00〜12:30と14:00〜18:00で、月曜と日祝は休診、土曜は午前のみです。お電話は03-3986-4466で承っております。健康診断でピロリ菌を指摘された方は、結果票をお持ちのうえご相談ください。

